人生には、楽もあり苦もあるという事は皆が知っていることであり、ストレスを避けてばかりはいられません。どうせなら、ストレスをプラスに転換した方が心の成長に役立ちます。
ストレスを過剰に嫌がる風潮が、現在の日本の大衆意識にあります。あまりにもストレスに対し過敏反応して嫌がることは逆効果であり、健幸から遠ざかってしまいます。
過保護社会ともいえる現代では、痛みやストレスに対して過敏すぎる傾向にあり、痛みやストレスを増長している様なところがあります。
心の弱体化ともいえる様な現象も起きていて、多くの人が心の奥底では「これは過保護社会ではないのか」 と気づいているのではないでしょうか。しかし高齢化社会も手伝って、痛みやストレスに対し過敏になり過ぎる傾向は ますます高まっているようです。
大衆意識の中に 「痛みを分かってもらいたい」 という感情があり、これが高じて「分かってもらえないストレス」 に発展しているという事もあります。この様に、ますますストレスを溜め込むような感情的なものが 心の成長の可能性を邪魔しているのです。