しぜん整体では、痛みや不調がある時には「半日断食」をおススメしています。(毎日やればとても調子がいいですよ)
 
これは、朝食を抜いて水分を代わりに摂り、正午と夕方の2回 食事をするという方法です。朝食を抜く理由は、本来の体が朝の時間帯は 排泄の時間(排泄モード)になっていること。また、寝ている時間も含めて長時間の空腹(飢餓)状態が可能となるので、内臓を休ませる時間が長くなりサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)が活性化して 体内の大掃除や修復が進むから朝食抜きです。

断食あけの正午の食事は油っこい物は避けて、日本人の内臓に合っている和食(蕎麦などの麺類もOK)を よく噛んで腹八分で頂きます。夕食は好きな物でいいのですが、なるべく和食を よく噛んで腹八分で頂きます。
 
朝食の代わりや空腹時には 水分OKですが、甘いものやアルコールは避けて あとは自由です。飲み過ぎない様に注意しましょう。
 
現代の日本では、いつでも食べたければ食べたい時に飲みたければ飲みたい時に、すぐに飲食ができる飽食時代です。この為、食べ過ぎや飲み過ぎに対する体の感覚は(心の感覚も) とても鈍くなっている状態です。
 
デスクワークや車などの便利な物に囲まれていることもあり、運動不足で食べる量に対して消費するエネルギーは かなり少ないことも明らかです。

歳をとれば消費エネルギーは減少するのに、「栄養をつけなければ」と食べ過ぎの傾向もあります。

運動不足にならないようにと、用事や仕事を日常的に無理やり予定に入れてストレスを溜め込み、「腹が減っては戦が出来ぬ」とたくさん食べて働き過ぎて、また疲れやストレスを溜め込んでを繰り返すという 戦闘モードになっている様なところもあります。
 
体力をつける為にと、体の声を無視して 食べたくないのに無理して食べることも、体にとっては拷問と同じで大きな負担になります。昔から「腹八分に病なし腹十二分に医者足らず」と言うように、何ごともほどほどがいいのです。
 
まずは、半日断食を実際にやってみることが大切です。
 
この半日断食は、正午と夕方の2回に固形物を摂り その他の時間は水分だけにすることが基本ですが、どうしてもお腹がすいて仕方ない時は、果物やナッツなどをよく噛んで軽く食べることもいいと思います。
 
 完璧を求めず 寛容心を忘れずに、「自分のちょうど良い加減」で実践です。
 
断食や少食の研究報告は多数あり、本もたくさん出版されています。知識を身につけたうえで安心してやってみることは実践の助けになるので、本を読むことはオススメです。

研究報告列
(石原ゆうみ博士の著書より)
スペインの養老院で、1800キロカロリーの食事を毎日与えたグループと、一日おきに断食させたグループを比べてみたとろ、「一日おき断食」の老人たちが圧倒的に長生きしたという(『ファルマシア』1988年24号674ページ) 

半日断食をすることで 体内老廃物を大掃除して、眠っている人間本来の機能や才能(自然治癒力•免疫力•恒常性維持機能など)を発揮します。

大切なことは生活習慣(いつもお腹の中に食物が入っている状態)の改善で、空腹の時間をつくることです。空腹は気力も体力もアップします。

食べ過ぎ飲み過ぎに注意して腹八分を心がけることや少食生活が、心と体の健康に役立ち前向きな気持ちを活性化します。