丹田呼吸を日常にするには? お腹(下腹部)をへこませないで、膨らます(腹圧を高めて お腹の皮をピンと張る)呼吸がオススメ。
 
この呼吸は、横隔膜をなるべく下げたままの(実際には上下するが、それに反発する)やり方で横隔膜が鍛えられ、 腹圧を高めたより深い呼吸にする狙いがあります。
 
これがなぜ日常に向いているか? それは、体幹部(頭と手足を抜いた胴体)がブレないからです。
 
動いているときに、お腹を膨らませたりへこませたりすると体幹部がブレて疲れやすいが、お腹を膨らませたままの呼吸なら 体幹部がブレずに無駄な動きがなくなるので、疲れない。
 
昔、着物を着ていた頃の日本人が、お腹(下腹部)を膨らませ、着物を帯びに押し当てて着物が乱れないようにしていたのは、これが立ち居振る舞いの質を高め、健康的で日常に向いているからだと考えられます。
 
丹田呼吸のやり方には、流派によっていろいろな方法がありますが、共通することは臍下丹田に息を入れて、丹田(重心)の意識を鍛え腹圧を高めることです。
 
しぜん整体は、昔の日本人が日常的に行っていた、「お腹を膨らませたままの呼吸」をオススメします。