痛みや不調がある時は、空腹の時間を長くする「半日断食」がオススメ。
半日断食で空腹の時間を長くすることで、体の中を大掃除して排泄を促進。
空腹(飢餓状態)にすることで、体の中は 一時的な危機的状況になります。
すると、体の中では「今あるもので何とかしなければ」という生命力(なんとかして生き延びようとする力)が発揮され、血液や体内の老廃物(汚れや不要物)を食べ始め体内の大掃除が始まります。
これが、オートファジ-(自食作用)の効果で、血管内や細胞内の老廃物や不要物を分解して掃除する “浄化作用” です。
2016年10月に大隈良典博士(東京工業大学栄誉教授)が、オートファジ-の解明でノーベル医学•生理学賞を授与されました。
オートファジ-は、栄養を失って飢餓状態に陥った細胞が生き延びるために、自らを食べる自食作用です。
また、様々な研究者から断食•少食•空腹の研究報告があり、空腹によって「グレリン」という消化管ホルモンが分泌され、自律神経が調整されストレスに強くなることや、副交感神経の働きが活性化してリラックス効果があり排泄が促進。そのほか 免疫力の増強や自然治癒力がアップするなどがあります。
そして空腹によって、老化を防止するサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)が活性化することも世界的に知られています。
この様な理由(研究報告)から、「痛みや不調の素を体内から除去する働きが 空腹にはある」ということがわかります。
しぜん整体では、痛みや不調がある時や 週に一度などの定期的な半日断食をオススメします(毎日でもOK)。
いつもの食事を腹八分にしたり 間食や夜食をしないなど、少食や空腹を意識した様々な工夫をすることは心と体の健康に役立ちます。