固めるより緩めれば丈夫になります。

まず、分かっている様で分かっていない人たちが、沢山いる現実を知ることが必要です。固めることが強度を増すという、固定観念が緩める努力の邪魔になります。

ブレーキをかけながら緩めようとしても、なかなかスムーズに緩むことが出来ません。固めることが強度を増すという固定観念のブレーキをはずすことが、まず必要になります。

この考え方(固定観念)が根深くこびりついている為、緩めることが出来ないでいる人たちが、沢山いる現状があります。

頑なに固めることを守り続けている人たちは、守れ守れと教育されたのでしょう。しかし、固めたものはいつか崩れ去るという物理法則が、万物に働いていることを知らなければなりません。

水は、物質の中では最も柔らかく緩んでいます。その水は高い方から低い方へ流れるという法則に少しも逆らわずに移動します。そして、大きな石を軽々と押し流し、硬くて巨大な岩の壁も削ります。

硬くて太い木の枝でも、雪が積もれば 「ボキッと」 折れてしまうのですが、細くてしなやかな枝は 「しなっと」 柔らかく緩んで、積もった雪を落とします。

この様に、自然をよく観察して法則を感じとり法則を理解することで、緩めることの素晴らしさを痛感して、「緩める努力をしたい」 と素直な気持ちで自発的に思うようになるのです。

緩めることへの理解が進んだ分だけ、心も体(頭も含む)も 「しなやかで丈夫に」 なるんだと、緩める努力を楽しみましょう