姿勢保持力は、重力に拮抗して常に理想的な姿勢に近づこうとする力です。
 
二足歩行の人間に本来的に備わる姿勢保持力を活性化することで、立ち居振る舞いが無理なくスムーズになり 怪我や故障の予防に役立ちます
 
現代人は、食べ過ぎ運動不足で過剰エネルギー(老廃物)が体内に蓄積して内臓が重く 内臓が垂れ下がる傾向があり、内臓の受け皿の骨盤内に許容範囲を超えた負荷がかかるため、仙腸関節がずれて背骨が歪みやすい状態になっています。
 
また、デスクワークが多いことやパソコン•スマートフォンの多用などの理由で、腰や首のカーブ(生理的弯曲)が変形して背中や腰がまるくなり、姿勢保持力は弱体化傾向にあります。
 
このような姿勢では、呼吸が浅くなり疲れやすくなります。深くゆったり楽で気持ちいい呼吸になる姿勢が理想的です。
 
臍下丹田の意識を鍛え腹圧を高め、体幹部を支えるインナーマッスル(背骨や骨盤に付着している深層筋·抗重力筋など)を活性化して姿勢保持力を強化する必要があります。
 
体幹部の腹腔内圧(腹圧)を高めることで、重力や様々な外力などのストレスを緩衝する弾力性(反発力)が高まり、心の強化にも役立ちます