理想的な姿勢は 軍隊の気をつけ姿勢とは違い、自らの本来的な機能や才能(自力)が発揮できる姿勢です。
 
肩や胸が力み、鳩尾(みぞおち)や鳩尾まわりが硬く膨らむ息んだ姿勢にならない様に 肩の力を抜き、鳩尾(みぞおち)を緩め上半身を出来るだけリラックスします。
 
息がつまる様な姿勢ではなく 緊張して固まることもない姿勢です。
頭頂は天から吊られ、地に足をつけ下半身はどっしり 肩の力を抜き上半身はふわっとリラックスした、 呼吸が深くゆったり楽で気持ちいい「上虚下実の姿勢」が理想的です。
 
東洋医学や気功•武術•整体などでは、昔から「上虚下実の姿勢」を理想としています。
 
この姿勢は、気の流れや血液•体液の循環がスムーズになり、心と体の健康に役立ちます。
 
また、この姿勢を身につけることで 心と体の使い方が無理なく理に適う様になり、ストレスを受け流し疲れ難く疲れを溜め込まなくなります。
 
臍下丹田の意識を鍛え腹圧を高めることが大切で、下半身を強化することで上半身の余計な力みが抜け、「上虚下実の理想的な姿勢」を身につけることが出来ます。
 
しぜん整体は 理想は自らの内に在ると考え、基本の型【かかと合わせ整坐】で理想的な姿勢の探究を続けています。
 
この姿勢を身につけ、あらゆる困難や逆境の中であっても挫けず臨機応変がきく しなやかで丈夫な心と体を目指し、人生を楽しみましょう。