自力を鍛えて 自律自助力を高めます。
 
しぜん整体の考える自律自助力とは、物事の限度を自制したり 善悪の分別をしたり 自らの姿勢を律するなど、自らが自らの健康を保持しながら 幸せに生きて行く為に 全ての人間が本来的に備えている力です。
 
自力を鍛える為には、一時的に外からの情報や他者からの援助をストップする というやり方があります。
 
しかし、便利他力依存型の現代社会の中では、これはなかなか難しいことです。
 
そこで、しぜん整体の【内観運動】が役に立ちます。
 
内観運動は、一時的に外からの情報をストップして 自らの内側に集中し、自らの体内感覚を頼りに 自らの内側を観察(内側を探検する様に)しながら運動します。
 
この様にして 出来る限り外からの情報や援助に頼らず、自らを頼りにすることで 「眠っている自力」を目覚めさせます。
 
現代の日本人は、現代医療への過剰依存や安易他人任せなど、便利他力依存型社会の弊害により 人間が本来的に備えている機能や才能(自力)が弱体化していることは明らかと言えます。
 
しかしそれは、日本ではごく普通のことであり、そのことに気づいている人も少ないし 気づいていたとしても あきらめている傾向があります。
 
例えば、いつでも「誰かが助けてくれるから 怪我をしても大丈夫」と思っていたら 不注意で怪我をし易いですよね。
 
それと同じで、「病気になったら お医者さんに治してもらえばいいや」と思っていたら 生活習慣に気をつけなくなり病気になり易いですよね。
 
また、「保険に入っているから事故を起こしても大丈夫」と、気を抜いて運転していたら事故を起こし易くなります。
 
便利なことは有難いのですが、それに依存してしまい 無くては生きるのが辛いという風になってしまうと 様々な弊害が発生します。
 
たからこそ、自力を鍛える必要があるのです。
 
人間は一人で生きている訳ではなく、誰でも何かに依存して生きていることも確かなので、謙虚に有難いという気持ちを忘れてはなりません。

しかし、便利を与えられるために 管理された中で不自由に生きるよりも、自力を鍛えて 健康で自由で楽しい自らの人生を 謳歌してみませんか。

完璧を求めずに、「自分のちょうど良い加減」をみつける寛容心も大切です。

鍛えた自力を「人の役に立てたい」という気持ちも忘れずに。