しぜん整体の動き方は、筋肉は出来るだけ脱力して、骨と関節で重み(自重)を移動する様に動きます。

骨や関節自体は緊張しませんが、その周りの筋肉が緊張すると関節にブレーキが掛かります。骨と関節を主体に動くことで、筋肉の力み (過緊張) がなく 関節がスムーズに動くことが出来ます。また、“重力の適度な負荷” が骨や筋肉に掛かるので、骨が丈夫になり適切な筋肉が養われます。

しぜん整体では、古流武術にある「骨主肉従」の動き方を参考にしています。骨が丈夫でなければ筋肉の本領を発揮できません。骨が弱ければ、筋肉に力を入れたら骨が折れてしまう なんて事にもなりかねません。
 
骨で動くからこそ骨が丈夫になり、関節がスムーズに動くための適切な筋肉が養われるので、骨が主体の動き方がいい。筋肉の事は考えず骨と関節を主体に動くことで 筋肉の力み(過緊張 ) が抜けて関節がスムーズに動き、体の歪み(偏り•滞り)の予防改善に役立ちます。

整体は、体の歪みを整え血液や体液の循環をスムーズにして、心と体の健康維持が目的です。

筋肉ばかりを意識して、筋肉に力みが生じてしまえば、筋肉の偏った力が関節にブレーキを掛けながら動くことになり、スムーズに運動することが出来ません。これでは関節本来の動作が出来ずに、関節を痛める原因にもなります。また、力みが癖になると体のあちこちにコリが発生して、全身が硬くなり、怪我や故障がおき易くなってしまうのです。

しぜん整体の動き方を日常生活に活かし 常日頃から気をつけて、骨に重みを乗せ関節で重みを移動する様に意識します。すると、関節がスムーズに動けて臨機応変がきく適切な筋肉が養われ、関節の本領が発揮されます。

雑な動きを卒業して動き方に磨きをかけ、歳をとるほどに筋力や体力に頼らない精度の高い動き方を身につけ、怪我や故障の予防改善に役立てます。

しぜん整体は「歳をとればとるほどに しなやかで丈夫な心と体」を目指しています。