自ら何とかしようとする力(何とかして生き延びよう•何とかして治そう•何とかして困難を乗り越えよう•などの自力)は、危機的状況で発揮されます。
 
自分の中に眠っている「自ら何とかしようとする力」を引き出す方法として、不便を楽しむ工夫があります。
 
私たち現代人は便利が当たり前になっていて、少し不便を感じただけでもストレスにしてしまうほど「自ら何とかしようとする力」は弱体化傾向にあります。
 
しかし、不便をストレスにすることも普通に当たり前の様になっていて、違和感に気づいている人は少ないでしょう。
 
これが便利依存の現実です。
 
物や人に恵まれ 便利他力任せ「誰かに何とかしてもらおう」とすることも悪いことではないので、なかなかこれに過剰依存しないことは難しくなっています。
 
しかし過剰依存は、自らの内に眠っている機能や才能(自力)を さらに閉じ込めることになります。
 
自力は、私たち人間が あらゆる困難や逆境を乗り越える為に、神から与えられた生きる力(生命力)です。
 
そして健康と幸せは、自らの内に眠っている機能や才能(自力)が引き出されることで 後からついてくる成果です。
 
何でも早く何でも簡単に「誰かに何とかしてもらおう」という、安易便利他力任せの意識を変える必要があります。
 
不便を楽しむ工夫で「自ら何とかしようとする力」を発揮して、自らの内に眠る機能や才能(自力)が引き出されることで、ほんの小さなことにも幸せを感じる 挫けない丈夫な心に成長します。
 
しぜん整体は、便利にまみれていても 便利は必要最小限にして、自分の体のことは自分で考える様な高い志が拡がることを願っています。
 
便利はほどほどにして、「自分のちょうど良い加減」をみつけることが大切です。