しぜん整体は、自分で動き自重(重力)を利用して 自分で歪みを整える自力の整体運動です。

脱力した状態で重力を感じとり、曲げたり伸ばしたり押さえたりと、自分の体に自重をかけて筋肉の偏り (コリ) や関節の歪みを整えます。

運動とは、読んで字のごとく重みの力を運ぶことです。重み(自重)の移動が運動なのです。しぜん整体は脱力運動法です。力まずに脱力した状態で、自重(重力)を感じながら様々な動き方を楽しみます。

競技ではないので、頑張って相手に勝たなければならない と言うことはありません。人と比べずじっくりと自分と向きあい、自分自身を観察しながら自重(重力)を感じて動きます。

体内感覚で重力を感じとり 運動の刺激を味わいながら気持ちよく動くことで、骨(関節)や筋肉に適度な重みの負荷がかかるので、しなやかで丈夫な体が養われます。

熟練することで、筋肉や骨にかかる自重(重力)を感じとる感覚センサーが磨かれ、筋肉や関節が不適切な使い方になると違和感を感じとり、怪我や故障を回避する事が出来る様になります。

そして、自重(重力)を支える力を多用するので、姿勢保持力が強化され、その場その時に応じる臨機応変な姿勢が養われます。

臨機応変な姿勢が身につくと、体の歪みが減少して歪みが起きにくい体になり、痛みの予防と改善に役立ちます。

私たちが地球で生活している限り、感じる感じないに関係なく、全ての人に重力の負荷がかかっています。

運動や労働など日常動作全てに、常に重力の負荷はかかっています。その重力の負荷に潰されない様にする、自分の体を支える力が姿勢保持力です。

姿勢保持力が衰えると姿勢を正す事が辛くなり、日常動作が楽に出来なくなります。逆に、姿勢保持力がいつまでも丈夫であれば姿勢よく、日常動作•運動•労働も楽に出来るのです。

姿勢保持力を丈夫にする為には、重力と対立せず調和(仲良く)して生きる必要があります。自重(重力)を適切に利用して自分で整体する【しぜん整体】が役立ちます。