緩める努力が必要です。まじめで頑張り屋の多くの日本人が、体を固めて苦しんでいます。

まじめに頑張ることはとてもいいことです。しかし、残念なことに緊張して固めることがいいと思っている傾向が強く、緩めるということを受け容れられない為に体を固め続け、痛みや不調に悩まされている現状があります。

固まっている体は劣化して固くなったゴムのような状態であり、すぐ切れてしまいますが、緩んでいる体は新しいゴムのように弾力性があり、自由自在に伸び縮みして かなり引っ張っても切れません。

緩んだ体は衝撃に強く丈夫な構造なので、怪我や故障が起きにくいだけではなく、ストレスが掛かり体が緊張しても直ぐに自力緩解します。

また、血管やリンパ管などを固めて圧迫することがなく、全身の循環がスムーズで心も体も軽快です。

1000年以上倒壊しない五重塔も緩んだ構造の柔構造で、現在の高層ビルに多くのことが応用されています。

固まっている体は鉄の棒と同じ様に、曲げれば曲がったままです。緩んだ体はゴムの様に弾力性が高く、曲げてもまた自力修正してまっすぐに戻ります。

この様に緩んだ体は自力修正力が高く、ストレスをしなやかに受け流す丈夫な体であり、あらゆる困難を乗り越える為に役立ちます。

まずは、「緩めることはいいこと」 と理解する必要があり、「頑張らずあきらめず 固まったら緩める固まったら緩める」という緩める為の努力を 地道に続けることが大切です。

緩める努力② へ続く。