しぜん整体教室は、自力で整体する道場であり 眠っている自力を引き出す場所です。

自力とは、私たち人間が本来的に備えている機能や才能であり 生命力です。現代人の自力は眠っている状態で弱体化(不活化)しています。なぜ弱体化しているのか、それは便利になり過ぎていることやおもてなしのやり過ぎなど、様々な安易な他力任せに原因があると考えられます。

特に現在の日本では、安心安全便利他力任せの大衆意識が多大な勢力を持ち、人々の自力をますます眠らせる傾向にあります。しかし、安心安全や便利おもてなしは悪いことではないので、なかなか自力の弱体化を改善することが難しいのです。

自力が弱体化するとどうなるのか?それは、病気やケガ故障などが治り難くなります。また、物事の限度を自制すること、物事の善悪を判断すること、環境の変化に適応すること、姿勢の修正など、自らが自らを自律修復することが上手く出来なくなってしまうのです。

そして、自力の弱体化により自己責任能力が低下して、自由に伸び伸びと自らの意志で自発的な行動が出来なくなり、他者の指示がなければ決める事が出来ない安心して行動することが(決断実行が)出来ない、という困ったことも起きて来ます。

これは、指示する側の支配欲をあおり、支配欲のコントロールをされたがる大衆意識を増大することになり、ますます自力が弱体化する傾向に陥ってしまいます。

この様に、自力の弱体化には様々な弊害があるということを理解している人は少ないでしょう。それだけに自力を磨くことは難しく、大衆意識に流されない様な高い志が必要なのです。

教室では、自己観察運動で自らの痛みや弱さと真正面から向き合い、前向きに受け入れることで様々な気づきや学びの体験(体を通して物事を考える経験)を積み、心(魂)の成長進化を促していきます。

しぜん整体には基本の型が一つあります。それが 「かかと合わせの整坐」 です。姿勢の乱れは心の乱れと言います。姿勢保持力を強化する為に、毎日朝一番の 「かかと合わせの整坐」 をおススメしています。

毎日の地道な努力で姿勢保持力を強化し、背骨の歪みを整え 「自律神経の乱れを自己修復する自力」 を活性化して、様々なストレスや環境の変化を臨機応変に乗り越える生命力を高めます。

大切なことは、自力が弱るということは「自らの心の弱さが原因の一つ」と言うことを前向きに受け入れ、気づきや学びの体験を楽しむ 自発的な意志と行動です。