しぜん整体には 、基本の型「かかと合わせ整坐」があります。

この整坐は姿勢保持力を活性化して体の歪みを整え全ての運動に共通する “理想姿勢” を探究する坐り方です。

朝、目が覚めたら一番で坐ることをおススメします。朝一番で整坐することで 目覚めがよく、脳にいい姿勢をインプットすることで一日をいい姿勢で過ごすことが出来ます。

【かかと合わせ整坐のやり方】
かかと同士を付け太ももを合わせて坐ります。

横から見ると、頭頂が頂点で膝からつま先までが底辺の二等辺三角形になる様に坐ります。
 
この様に坐ることで、腰と首などの背骨の生理的弯曲をキープして姿勢保持力が強化されます。

猫背にならない様に気をつけて、胸骨(肋骨と肋骨の真ん中の縦長の骨)を前上に引き上げ肩甲骨は後ろの下で肩を下げます。顔は胸より前に出ない様に注意して胸骨の上で目線を水平に正面を向きます。

外に向いている意識を体の内側に集中して、体内感覚全身を観察(内観)します。
 
骨盤を起こし肛門を締め、臍下丹田(下腹部)を意識して腹圧を高め 腹と腰に力を込めます。
 
緊張して息をつめない様に 体を固めて縮こまらない様に 頭は上から吊られている様にして、胸•肩•鳩尾(みぞおち)を緩めて 息が長く吐けてたくさん吸える「深くゆったり楽で気持ちいい呼吸になるよう姿勢を調整します。

重力を感じとり 頭頂は天から吊られている様にして、上半身(臍から上)は肩の力を抜きふわっとリラックス 下半身(臍から下)はどっしりとした上虚下実の姿勢で、地球の中心の上に坐る意識です。
 
重心は、合わせた太ももの前でも後ろでも右でも左でもなく真ん中に来るよう、ヤジロベエの様にバランスを整えます。

かかと合わせ整坐は、しぜん整体の基本の型です。一日一回は坐る様に心がけ 自分としっかり向き合い、体内感覚で内観(自らの内側を観察)して理想姿勢をみつけましょう。
 
この様にして自ら自らの歪みを整え、理想的な姿勢探究をする坐り方だから「整坐」です。
 
人と比べず頑張らずあきらめず、地道な努力を楽しみながら 自ら自らを改善して、しなやかで丈夫な心と体を養います。